TOPページ > 検定試験突破マニュアル > 中国留学と中検(中国語検定)
中検2級以上の上位級を目指すのであれば、中国留学を検討してみましょう。中国への留学は渡航滞在費用・学費ともに比較的安価で、まとまった時間と向上心さえあれば、非常に費用対効果の高いキャリアアップ手段となります。
まずは、お試しとして1ヶ月程度の短期留学にチャレンジしてみましょう。「留学生活」は無料一括資料請求できます。学生の方なら、夏休みや冬休みを利用して簡単に行くことができます。費用は大学生協などを通して、20数万円程度。また、格安航空券や格安海外ホテル予約を自分で手配し、現地の学校と直接交渉すれば、15万円くらいから短期留学が可能となります。学習歴一年の時点で1ヶ月の短期留学後、中検3級取得・・・、というのが理想的な目標レベルですので、がんばってみて下さい。また留学先ですが、この段階で地方の訛りやクセがつくと後で矯正に苦労するため、北京か上海にある大手校を選ぶのがお勧めです。
短期留学を経て自身をつけ、さらに日本でしばらくの間しっかりと中国語を学んだら、いよいよ長期留学に出発しましょう。気になる費用は、仲介業者を通し、生活費も合わせて考えた場合で年間50~70万円程度になるかと思います。ただし、現地の大学の学費は年間で10~30万円、住居費は1ヶ月あたり6000~2万円、生活費は1ヶ月で1~4万円程度程度ですので、これも渡航や入学の段階から自分でアレンジすれば、驚くほど安い費用であげることが可能になります。レベルの到達目標としては、留学半年目で中検2級、1年目でHSK7~8級に合格できるくらいの気持ちで学習に取り組みましょう。
長期留学の行き先ですが、これについては判断の分かれるところです。北京や上海は生活レベルが高く、標準的な中国語で授業を行ってくれますが、物価の高さと日本人の多さがネックとなります。長期語学留学生の中には、モチベーションが低く(当然、スキルも低く)自堕落な生活を送る人も少なくないため、学習者には厳しい自己管理の姿勢が求められます。また、日本人社会の人間関係や友達づきあいなど、中国語や中国人とは関係の無いところで頭を悩まされることも少なくありません。いっぽう、地方都市は物価も安く、中国人の友人ができやすいため、等身大の中国を知れるという利点がありますが、授業のレベルや生活上のインフラなどで、不満を持つこともあるでしょう。自分のスタイルに合わせて、情報を十分に吟味することが必要です。
留学中の学習の注意点として、授業もテキストもすべて中国語で進められるため、中検の受験に必要な日中・中日翻訳の能力が訓練しにくいことが挙げられます。日本語ができる中国の学生と相互に作文を添削し合ったり、通訳のアルバイトをするなどして、日本語と中国語の双方を運用する技能を身につけるようにしましょう。帰国後の学習と検定試験への挑戦で、きっと満足のゆく結果が出せるはずです。
■今では、インターネットによる通信講座も色々なものが出てきました。生涯学習のユーキャン「ピンズラー中国語」やスピードラーニング中国語など色々なものが出ています。色々ありますので自分にあったものを見つけて活用するようにしましょう。