中国語検定試験とは(中国語検定一級合格者が教える資格試験ガイド)

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中国語検定試験とは


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我々が旅行や出張で中国を訪れたり、中国人の留学生や観光客を受け入れたりすることは、いまやごく普通のこととなっています。

日本にとって中国とは、最も相互交流が活発な外国のひとつであると言ってよいでしょう。特にビジネスの世界においては、中国と全く関わりがない業界を探すことの方が難しいくらいです。日本において中国の重要性が年々増加するにつれて、中国語に堪能な人材への需要も増えつつあります。


中国語能力を客観的に証明するのが検定試験です。中国語検定(以下、中検)のほか、漢語水平考試(HSK)・中国語コミュニケーション能力検定(TECC)などが代表的な中国語試験となっています。そのうちでも、中検は日本国内において最高の権威と信頼性を持つ資格であると言ってもいいでしょう。

中検は日本中国語検定協会が主催しており、それぞれ準4級・4級・3級・2級・準1級・1級に分けられています。各級のレベルのめやすは、だいたい以下のとおりとなります。
準4級…大学の第二外国語として半年間学習した程度。中国語の基礎知識を有する。
4級 …同じく、第二外国語として1年間学習した程度。基礎事項を理解しており、平易な文章を話し聞くことができる。
3級 …大学の第二外国語として2年修了した程度。中国語の一般事項をマスター。基本的な文章の読み書きができる。
2級 …3級程度の文章を書ける。日常的な会話ができる。
準1級…通常の日中・中日翻訳、簡単な通訳ができる。中国語の全般的事項をマスター。
1級 …翻訳・通訳レベル。中国語全般を高度に運用し、読解・表現ができる。
個人的には、4級と3級の差異(=日常会話ができるか)と2級と準1級の差異(=ビジネスレベルに達しているか)が、比較的大きいように感じます。ちなみに、2005年3月の第55回試験までは、現在の2級=準2級、現在の準1級=2級…、という級分けになっていたので、参考書や過去問題を参照する際には注意が必要です。

それでは、就職や転職にあたっての中検の実用性はどうなのでしょう?結論から言うと、準1級以上の実力があれば、海外と取引のあるメーカーや商社からはかなり高い評価を受けることが多いようです(余談ですが、筆者(準1級取得)が以前就職活動を行なっていた時も、これらの業界からのレスポンスはかなり良かった記憶があります)。また、1次試験の合格率が4%(!)という超難関で知られる1級の取得者は、通訳や翻訳家など、中国語それ自体を職業にできるレベルに達しています。いっぽう、3級~2級を取得していても、中国語以外に英語が堪能であるなどすれば、人材市場ではかなりのアピールポイントになると考えてよいでしょう。

それでは、中国語検定の詳細について、以下に見てゆきましょう。

■今では、インターネットによる通信講座も色々なものが出てきました。生涯学習のユーキャン「ピンズラー中国語」スピードラーニング中国語など色々なものが出ています。色々ありますので自分にあったものを見つけて活用するようにしましょう。

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