TOPページ > 中国語検定試験とは > 検定の内容・受験手続
中国語検定の内容は、音声を聞き取りマークシート式で回答するリスニング部分と、発音・文法・読解・作文などについてマークもしくは直接記述により回答する筆記試験部分に大きく分かれます(ただし、級によって多少の差異があり、初心者向けの準4級試験では読解問題が出題されません。また、中国語のエキスパートを対象にした1級では、2次試験として通訳試験が課されています)。また、中検の兄弟試験であるビジネス中国語検定は、全問マークシート方式となっており、中検の本試験とはかなり雰囲気が異なります。
全体的な傾向としては、中国側の国家試験である漢語水平考試(HSK)と比較すると、中検の方がリスニング部分が平易に設定されている反面、文法・読解部分に難問が多いことが指摘できます。これは英語におけるTOEFLと英検との関係によく似ており、いわゆる日本的な語学検定試験の出題傾向を踏襲していると言えるでしょう。また、全問がマークシート方式の中国語コミュニケーション能力検定(TECC)やHSKに対し、実際に漢字を筆記させる問題や、日中―中日翻訳の記述問題が出題されることも中検の特徴です。当該の級に対応した文法や単語表記について正確な知識を有していないと、合格はなかなか困難であり、地道な学習が必要となります。
次に受験手続についてですが、ホームページを通じて日本中国語検定協会(http://www.chuken.gr.jp/)に直接問い合わせるほか、全国の大規模書店や中国語教室、大学生協などで受験申込書を手にすることが可能です。また、海外在住の方は、北京・上海・シンガポールなどの受験会場事務所へ直接申し込みを行なうこともできます。
受験の際は、準4級と4級、3級と2級など、時間が重複しない級の同時併願が可能です。ただし、2級以上の級の受験費用は6000円を超えるため決して安くはなく、また試験対策にも手間がかかることから、初参加で上位級を併願受験するのはあまり効率的ではないかもしれません。また、すでに取得した級について更新受験を行なう場合は、2級以上については受験料が減額となります。団体受験割引などもありますので、詳細は協会に問い合わせてみましょう。
受験後の合否結果は、申し込み住所へ郵送されてくるほか、上記の中検のホームページ上でも確認することができます。当該試験の解答や受験者数、合格率などもアップロードされているので、今後の自身の学習に役立てて下さい。
■今では、インターネットによる通信講座も色々なものが出てきました。生涯学習のユーキャン「ピンズラー中国語」やスピードラーニング中国語など色々なものが出ています。色々ありますので自分にあったものを見つけて活用するようにしましょう。