2級試験突破マニュアル(中国語検定一級合格者が教える資格試験ガイド)

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2級試験突破マニュアル

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中検2級(旧.準2級)に合格するレベルになると、日常会話での不自由は少なくなり、書類の読み書きなどビジネスの現場で中国語を使うこともできるようになるでしょう。

2級のリスニングは、3級と同じくマークシート方式となります。ただし、出題内容のレベルはぐっと上がり、中国人の姓名や中国国内の省名・その旧名など、単なる語学能力にとどまらない中国文化への知識・理解も問われるようになってきます。また、外来語やことわざが問題文の中に現われたり、時事的な内容が含まれたりするなど、中国語の応用力を試すような問題が目立ちはじめるのも大きな特徴です。中国語学習雑誌『中国語ジャーナル』や『聴く中国語』に付録されているCDには、ちょうど2級のリスニング試験と同じか、それよりも少し高いくらいのレベルの文章が収録されています。これらを雑誌の本文と見比べながらよく聴き、わからなかったり聴き取れなかったりした単語をコツコツ復習することが、有効な2級リスニング対策かと思います。

また筆記ですが、3級との最大の違いは、発音問題の数が減った代わりに長文読解の大問が加わり、更に中国語作文が出題されるようになったことでしょう。文法面では3級で習得した基礎事項をしっかり押さえれば大丈夫なのですが、長文問題などにおける単語や話題は、かなり高度なものになります。ほぼ同一の文法事項に関して、基礎を問うのが3級、応用事項や実践運用にまで踏み込んで聞いてくるのが2級・・・、と考えるとわかりやすいでしょう。単なる文法事項の知識だけではなく、日頃から中国語の読み書きをどれだけ行なっているかが合否の分かれ目です。

2級から登場する作文問題については、留学生や同僚・知人など誰でも良いので、ぜひ中国人の方に自分の書いたものを見せて指導してもらってください。ぜひ実行してほしい勉強法は、小学校高学年~中学生レベルの国語の教科書を、毎週中国語に翻訳して添削してもらうことです。これを継続し、予復習をしっかり行なえば、読み・書き・文法の実力が一気に伸びることでしょう。レベルにある程度の自信がついたら、「天声人語」などの翻訳にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

中国語運用の中級者以上を目指す際に重要なことは、電子辞書やパソコンに頼り過ぎないことです。中検2級からは、正確な漢字と文章を書かせたり、単語の細かい意味を答えたりする問題が増えてきます。最近はChinese Writerなどの優秀な中国語入力・翻訳ソフトが出ているため、ついついデジタルに頼ってしまいがちですが、中検突破の鍵はあくまで「手で書く時の感覚」にあるのです。

■今では、インターネットによる通信講座も色々なものが出てきました。生涯学習のユーキャン「ピンズラー中国語」スピードラーニング中国語など色々なものが出ています。色々ありますので自分にあったものを見つけて活用するようにしましょう。

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